この記事はこんな方におすすめ!
- 黄金湯が気になっている人
- 黄金湯の男湯施設を知りたい人
- 都内でおすすめの銭湯を探している人
2020年8月にオープンしたばかりの「黄金湯」
錦糸町駅北口から徒歩6分、墨田区スカイツリー近くの路地に居を構えています。「新しい銭湯のかたち」を目指して生まれた黄金湯は、2020年のサウナシュランの6位に見事ランクイン。銭湯のサウナとしては初の快挙であり、コンセプトや空間デザインがよく練られた芸術的銭湯として仕上がっていることがうかがえます。
実は8月に新規オープンしたのではなく、老舗銭湯が廃業の危機に陥った際にクラウドファウンディングを駆使して見事起死回生を果たし、リニューアルオープンした銭湯なのです。
そんな「黄金湯」感想レビューを銭湯図解付きでご紹介いたします。
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目次
黄金湯のおすすめポイントダイジェスト
詳細は本項以降でご紹介!
・駅から近い。(JR錦糸町駅北口から徒歩6分程度)
・スタイリッシュでおしゃれなデザイン。
・清掃が行き届いており、清潔感があり綺麗。
・サウナコーナーのワクワク感がすごい
・安い!(タオルセットは高め)
・手ぶらセットもあり。シャンプーボディーソープ、ドライヤー完備、無料。
黄金湯の男湯図解
こちらが黄金湯 男湯の全体俯瞰図です。記憶のみを頼って書いたので細部は異なっていると思います、ご了承ください。体を洗うスペースには鏡あります、後で気づきました。字も汚くて申し訳ない!!
こちらがサウナコーナーの図です。
黄金湯 サウナコーナー・水風呂の特徴
サウナ料金を支払った人のみがくぐれる扉が、浴場の左奥にあります。扉の向こうはすぐサウナ!かと思いきや、まずは肌寒くて薄暗い通路がありました。
なんだなんだどうなっているんだと、得も言われぬワクワク感と、一抹の緊張感を抱くような通路をほんの少し歩けば、日の光が差す外気浴場が通路の先に見え、手前にはナイトプールのような水風呂が。そして右手にはサウナへと通ずる扉がありました。まさしくここはサウナのために作られた空間です。銭湯でありながらも、いざサウナコーナーへと足を向ければ、まるで異世界に来たかのようなまるっきり異なるコンセプトが待ち受けているのです。
つらつらと書いてしまいましたが、ぜひ銭湯サウナ好きにはこの感動を味わっていただきたいと強く思っています。
さて、肝心の中身についてですが、まずサウナはオートロウリュタイプ。
麦飯石とヒバで作られています。
狭い部屋で小さなストーブが熱源となっています。天井から伸びた管から定期的に水が垂れ、部屋に蒸気が拡散します。水が垂れる量と頻度は多くなく、部屋の温度自体はそこまで上昇しません。乾式サウナの「熱さと勝負!」みたいな気持ちで訪れるとがっかりしてしまうので注意です。
ぷしゅーぷしゅーと水が垂れて蒸発する音だけが耳に入り、なんとも落ち着くような気持ちいいような…
しかしながら、さすがはロウリュ、汗がどばどば出てきます。発汗量と、じわじわ温まる身体の頃合いを見て退室です。
お次は水風呂。
いきなり冷たい水で汗を流すのが苦手な私には、ぬるめのかけ湯を用意してくれているのがありがたいです。ぽちりと押せば、一回分のかけ湯が桶にたまります。しっかりと汗を流していざ入水です。
水温は15℃、ちょうどいい温度です。水深は割と深めでストレスなく全身を冷やせます。ほの暗い水風呂が小さくライトアップされている様は、どこかアダルティックな雰囲気をかもしています。
ほどほどに水風呂からあがれば、通路の階段を下りて、外気浴場に行きます。
イスが8個ほど設置されていて、頭上は2階分ほどの高さが吹き抜けとなっていますが、窓はありません。天井のみ取り払われていて、黄金湯の煙突ときれいな青空を眺めることができました。足を休める小さな台も各イスの前に用意されており、しっかりと休んで「ととのう」ことができます。ただ、私が行ったときは真冬だったので、少し寒かったです。春、秋がベストかもしれません。雨天時は天井には天幕がかかると思われます。
外気浴のスペースに水飲みマシーンがあるので、ドリンク忘れの方はここでしっかりと水分を補給しましょう。
サウナハットを干せる個所もあり、サウナーへの配慮が抜群です。サウナシュランに銭湯サウナで初ランクインしたというのもうなずけます。黄金湯のサウナは銭湯のついでのサウナではありません。サウナを満喫できる別施設も利用できる銭湯と考えるべきです。大満足でした。
なお、女風呂のサウナ施設はセルフロウリュタイプとなっています。
HPによると水曜日のみ男湯と女湯の施設入れ替え日となっており、水曜日なら男性でもセルフロウリュサウナを楽しめる可能性があります。要確認です。
黄金湯 炭酸湯の特徴
浴槽が最も広く、6人程度ならゆったり入れそうな感じです。そしていつまでも入っていられるほどにぬるめの温度。3種湯船の中では最も温度が低い。
黄金湯のコンセプトの1つに、子供から大人までがしっかりと楽しめる銭湯というものがあり、まさしくこの炭酸泉は子供でも、熱い湯が苦手な方でも長く入っていられるような湯温となっています。炭酸は弱めです。
黄金湯 薬湯の特徴
日替わり湯のようです。私が行ったときは、有馬の湯(金)でした。
温度は40℃前後に設定されていて、私的にはちょうどよく気持ちよくなれるお風呂でした。少し狭めで、先客が3人いれば入るのをためらうレベルでした。
中央から激しくあわが出ています。
黄金湯 あつ湯の特徴
ウォータージェットの枠が2か所あり、定員も2名程度と思われます。
肌にびしびしくる熱さです。湯計は41.5℃を指してました。身体の芯から温まること間違いなしの温度で、このあつ湯と浴場内の水風呂(18℃)の繰り返しのみでも十分ととのうことができると思います。
黄金湯 身体を洗うスペースの特徴
洗い場のシャワーは計15台用意されています。そのうち、壁側両端の2台のみホースのついた可動式シャワーで、そのほかすべて固定されているタイプのシャワーです。両端のみホースのシャワーということは、周りの人にシャワーの水がかかるのを防ぐためなのか、単純に経費の問題なのか、それともリニューアル前の銭湯施設の保全なのか…答えはわかりませんが、固定式が苦手な方はホース式のところを狙いましょう。
蛇口は下部にあり、回すのではなく押すとお湯・水が出るタイプです。(回しても回してもお湯が出なくて1分くらい格闘していたのはナイショ♪)
リンスインシャンプーとボディソープは備え付けのものを無料で使えます。浴場入口のすぐ隣に置き棚を設置してくれているので、ウォッシュタオル等の持ち込みも気軽です。
桶も古き良きケロリンかと思ったら違いました。
脱衣所はロッカー指定、ドライヤー2台あり
受付の際に、ロッカーのカギをいただくのですが、場所がその時点で指定されており、自分では選べません。ですが、特にどこでも差異はないので問題ないでしょう。「b」のような形の更衣室です。中心にベンチがあります。
ドライヤー台と洗面台に関しては人がいなかったので写真を1枚頂戴しました↓
更衣室全体としてもそうですが、清潔感があります。綿棒も利用できます。
黄金湯の外観・アクセスは?
錦糸町駅北口から徒歩6分のところにあります。
公園を右手に眺めながら北上、大型商業施設「オリナス錦糸町」のその向こうです。
駐車場・駐輪場は設けられておりませんので注意です。
本通りから、黄金湯のある路地へと入ると遠くからその看板を見つけることができます。
黄金湯の料金は?
表戸をくぐってすぐ、右手の券売機で入浴券を購入しましょう。
入浴+サウナ券は男性だと970円。女性は770円とちょっとお得。
時間制限も一応あるようなので、いつものスタイルを鑑みて延長券が必要であれば購入しましょう。
サウナ券付きでこの料金は都内だとかなり安い部類であると思います。
貸しタオルは少し高めです。
もちろんサウナ無し入浴のみの方のための安めの券もございます。
黄金湯は、カウンターの裏にビアバーが設けられていて、風呂上りに美味しいいれたての生ビールを堪能することができます。DJスペース等も予定しているとのこと、今後のプランを要チェックですね。
営業時間は土曜日のみ15時から24時半まで。土曜以外は祝日も含めて10時から24時半までです。
土曜日は朝風呂不可なので注意です。
最後に、下駄箱がかわいらしいデザインだったのでぱしゃり。
黄金湯のまとめ
黄金湯はコンセプト通り、「いままでにない銭湯」という言葉を体現しているような銭湯だと思いました。満足度も高く、かなりおすすめできる銭湯です。
・駅から近い。(JR錦糸町駅北口から徒歩6分程度)
・スタイリッシュでおしゃれなデザイン。
・清掃が行き届いており、清潔感があり綺麗。
・サウナコーナーのワクワク感がすごい
・安い!(タオルセットは高め)
・手ぶらセットもあり。シャンプーボディーソープ、ドライヤー完備、無料。
ちなみに、黄金湯で出会った銭湯通の方曰く、黄金湯は都内の銭湯で5本の指に入るクオリティだそうです。
検討中の方はぜ行ってみてください!
最低限のマナーは守って楽しく入浴しましょう!