巷で話題になっている「転生したら第七世代王子だったので、気ままに魔術を極めます」略して転ナナ。
「ストーリーは面白い?絵の画力は?オリジナリティは?他の転生ものとの違いはどんなところ?」
皆さまの疑問にお答えできるよう頑張ります。
転ナナのストーリーは?ジャンルは?
「転ナナ」は、現代→異世界ではなく、異世界→異世界の転生ものです。そして、例にもれず、チート級の実力で第二の人生を楽しむお話となっています。
転生前は魔術大好き青年!
舞台は異世界、サムールという王国。火球(ファイアーボール)といった魔術が使えるファンタジーの世界です。
その世界で魔術に強いあこがれを抱く青年、主人公(前世)がいました。
彼には才能がありませんでしたが、魔術へのあこがれだけは人並みはずれており、たぎる熱意を胸に魔術を勉強する日々を送っていました。
しかし、あらぬ容疑を着せられ、貴族の魔術師と決闘する事態になってしまいました。
案の定、主人公(前世)はコテンパンにのされてしまいます。
それどころか、上級魔術によって、その命を奪われようとしています。
「魔術師として大切なものは家柄…才能…努力である…」
「血」にも「才」にも恵まれていない主人公に、魔術がほほ笑むことは生涯ない、と
無慈悲にも主人公に向かって魔術が放たれます。
あらぬことか、魔術に見惚れてしまった主人公は、それを身に受けてしまうのでした。
「痛い、熱い…痛い…綺麗だ、素晴らしい!!」
魔術によって身を焼かれながらも、口からこぼれるのは悲鳴ではなく感嘆でした。
願わくば…もっと…もっと……学びたかった…極めたかった…
とうとう、命が尽きるその瞬間まで、主人公の憧れと探究心は消えることはありませんでした。
そして…
転生後はチート魔術バカ?
ふと目が覚めると、自分をのぞき込む人影が。
掲げた自分の手は小さくて、丸みを帯びて、まるで赤子のような…
否、これは赤子の手そのものであり、主人公は自らが赤子として再び生を受けたことを悟るのでした。
そして、
のぞき込む人々を牽制するつもりで放った、
貧弱なはずの「火球」は豪炎となり、天を衝かんと言わんばかりの猛烈な威力で壁を突き破ったのでした…
主人公は「ロイド=ディ=サルーム」として見事、転生を果たしたのでした。
家柄よし、才能よしの美少年として。
立場的にはサムール王国の第7王子であり、
物語はサムール王国の王位継承争いへともつれ込む……
といったよくある展開にはならず、
兄弟との年も離れているため、王位争いとも無縁ときました。
潜在力チート級のロイドは、新しい魔術の探究を第一に、ダンジョンに勝手に潜り、人々を救い、どんどんどんどん強くなっていくのです。
転ナナはそんなロイド君中心の異世界爽快バトルファンタジーです。
転ナナの見どころは画力の良さ!
日本語として変ですが、画力の高さが見どころです。
絵が上手いしカラーリングも綺麗、センス抜群!それに尽きます。
原作のなろう小説では描かれていないシーンもうまく補完してくれており、原作ファンもいかんなく楽しめる完成度です。
そして、魔術が好きすぎるロイド君の無邪気なチートっぷりの表現が上手すぎる!!
(このシーンだけ見たらこっぱずかしい文句をたれている1枚なのですが、流れで見たらめちゃめちゃかっこいいんです信じて!)
魔術詠唱がガリレオの数式を彷彿させるような記号チックなものとなっており、純粋にかっこいい仕上がりとなっています。
こっぱずかしい呪文の詠唱よりかは謎に満ちていて、中二心をくすぐられます…!
そんな魔術が放たれる戦闘シーンは、見ていてホントに楽しくて、壮大な魔術で強い敵をなぎ倒していく様は爽快であり、興奮ものです。
見るからに強敵が現れて、めちゃんこ強そうな魔術で圧倒されて、
「こんなの勝てるの?」
となっても、安心してください。
本作は「俺TUEEEE系のなろうマンガ」です。
ロイド君はそんな気持ちすら超越する超スペクタクルな魔術をぶっ放して打ちのめしちゃいます。
その魔術もじつのところよくわかりませんが、とりあえず一目見れば一発で激やばチート級なレベルであることが伝わってきます(語彙力!!)
画力・表現力は秀逸です。キャラクターの描き分けも文句なしです。
随所にカラー表現を用いてくるのも憎くて、心の底から「すげー!!」と思わせられちゃうんです。
(↓↓大好きなシーンです。超かっこいい!!)
ん~~~~~~~
しびれるッッ!!
ギャグもシリアスも戦闘シーンもばっちり!! 女の子かわいい!!
これだけで一見の価値ありです。
ストーリーも面白く、何も文句がありません。あと100話供給してほしい
魔法の表現など、ほかのなろう系とはまた違った世界観を楽しむことができます。
なので、オリジナリティもややありといったところです。
なろう転生系の漫画の中では、かなり上位にランクインする面白さ・画力の高さだと思います。
ぜひ本記事下部のリンクから1話を読んでみてください。
転ナナの個性的なキャラ紹介!
どのようなキャラクターが登場するのか気になる方のために、簡単にご紹介いたします!
・ロイド=ディ=サルーム
「あぁ…しかしその効果のほどは我が身でもって知っておきたい…ふふふ…悪いクセだ また死ぬかもな」
もと庶民の第七王子。10歳という若さにして早くも魔術の才能が抜きんでている。記憶は前世からそのまま引き継いでいるが、魔術に関することになると見た目相応の無邪気さを発揮して、どん欲に知識として吸収しようとする。周囲の人間は、徐々に徐々にロイドの才能に気づき始めているが、本人は全く意に介さず魔術の研鑽に明け暮れている。
・グリモ(グリモワール)
「なんなんすか…あのメイド…手も足も出なかった…俺 魔人なのに…早く帰ってきてって言ったのに…」
魔人。王国を脅かすほどの脅威的な存在であったが、城の地下に封印された。なんやかんやあって、ロイドの使い魔ペットになる。言動が三下なので忘れがちであるが、実力はそこそこある。
・シルファ=ラングリス
「よもや この私がロイド様の間合いを見紛う筈もございません… あぁ…なんと愛らしい…そしてなんという才能…!!」
サルーム王国給仕係兼剣術指南役、ロイドのメイド兼教育係の女性。何をやっても優秀だが、剣術に関しては並ぶものはいないほど秀でている。めちゃ強い。初めてロイドの剣術指導を行った際は、ロイドのあまりの弱さに泣き出してしまうほどだったが、スパルタ指導にてロイドの戦闘術を0から鍛え上げた。ロイドを溺愛している。
・アルベルト=ディ=サルーム
「天才だよ…ロイドなら大賢者だって夢じゃない…必ず…将来僕の力になる」
ロイドの兄君。サルーム王国の第二王子。文武ともに優秀であるが、ロイドのせいで若干かませ感が出てしまっているのは否めない。ロイドの才能にうっすら気づいており、自らが王位を継承した際に強力な助力となってもらおうという魂胆もあるようだ。
・タオ=ユイファ
「こちとら5歳のころから毎日毎日鍛錬続けてきたね!!雨の日も雪の日も彼氏も作らず馬鹿みてぇにぃ!!『だから』ぁ!! 舐めんな…言ってるあるよ!!!」
百華拳108代目当主見習い。気の強い放浪中華娘。武術に秀でている。シルファと共闘するシーンでは見事な百華拳?により強敵を翻弄した。イケメンが大好きで、ロイドとアルベルトには無条件に好意を寄せている。
転ナナはどこで読める?原作とマンガサイト紹介
原作は、有名小説寄稿サイト「小説家になろう」で連載中です。
転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます (syosetu.com)
マンガは「マガポケ」で連載中です。
少し読んでいただければわかると思いますが、バトルシーンの描写など、マンガ版は原作小説と比べてかなり工夫して表現されています。
才能を感じます…作者は転生者では?
マガポケでは第1~3話が無料で読めるので、ぜひ読んでみてください!
コミックス第1巻も発売中です!↓↓↓
まとめ:転ナナは最高!!
なろう系小説の王道を行くチート級能力もち主人公のストーリーではありますが、着目すべきはその画力の高さ、それによって生みだされるストーリーの色どり、キャラの個性です。
コミカルなシーンはしっかりおもしろく、シリアスなシーンは思わず手に汗を握るほどの迫力と緊張感。
原作を読んで満足した方でも、マンガから入る人もぜひ手に取って読んでほしい作品であります。
そしてロイド君のド迫力爆裂チート魔術を一緒に楽しみましょう!!
それではよきマンガライフを。